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UbuntuでiBusが立ち上がらなくなったので試行錯誤して直してみた

Google日本語入力って快適ですよね。
公式にはWindows版しかありませんが、それのオープンソース版がmozc(もずく)という名前で公開されているので、Linuxでもあの快適な日本語入力環境を享受することができます。
とはいえ、ほとんどの人は一生入力しないような固有名詞まで入ったあの変態辞書は含まれてないのですが、「きょう」や「いま」なんかはちゃんと使えます。

mozcはあくまでも読みを漢字に変換する部分を担当するソフトなのでキーボードから文字の入力を受け付ける別のソフトと組み合わせて使うことになります。これには例えばiBus、SCIM、uimといったものがあります。

で、いろんな勉強会やらイベントやらに連れていっている、僕のちっちゃくてかわいいUbuntuネットブックにもmozcを入れて使っているのですが、今回はその相棒のiBusが立ち上がらなくなってしまったというお話。

もちろん理由もなくおかしくなるわけはないので何かを入れるか更新するかしたのが原因なのは間違いないのですが、いろんなものの更新を一気にやったので何が悪さしてるのかよくわかりませんでした。
とりあえずそのときは別の相棒uimを入れてしのいだのですが、やはり使いなれたiBusに戻したい。試行錯誤してみるも結局わからずあきらめていました。

それからしばらく経って。

わけあって会社のマシンにUbuntuを入れることがあり、今朝そのマシンを起動させてみたら、ネットブックと同じくibusが立ち上がらない状態になっていたのです。

このマシンに入れたもので怪しいものというと、Google App Engine用にソースから入れた(リポジトリになかったから)野良ビルドのPython2.5.5くらいしかありません。

そんなこんなで新たなヒントを得て改めて調べてみた結果…。

見つかりました。

【初心者スレ】Ubuntu Linux 60

358 :login:Penguin[sage]:2011/01/18(火) 18:56:13 ID:BnH6ujfj
ubuntu 10.10をインストールして変更を加えず
python 2.7.1を
./configure
make
sudo make install
するとなぜかインプットメソッドが壊れる?んですけどどうしたら回避できますか?
設定 -> キーボードインプットメソッドで設定画面が起動しないし、
ステータスバーパネルからもキーボードアイコンが削除される
変換はできるけど候補ウィンドウが表示されない・・・

360 :login:Penguin[sage]:2011/01/18(火) 19:24:09 ID:0i0G3AS4
>>355
そして聞いたからには試した結果をここに書く…と
>>358
知らんけどインストール先とパスが問題なんじゃないの?
IBusってPython使ってなかったっけ?
IBus+Python2.7.1で問題あるのか知らないけど…
ちなみに2.7.0ならUbuntuのパッケージがある模様

361 :login:Penguin[sage]:2011/01/18(火) 19:25:58 ID:ak6GBcfz
>>358
python2.6と競合してるんじゃない?
とりあえずpython2.6を再インストールしてみたら?
あとpython2.7をconfigureするときに
$ ./configure –prefix=/path/to/hoo
という感じで今入っているpython2.6とかぶらないようにしておくと良い。

365 :login:Penguin[sage]:2011/01/18(火) 20:09:22 ID:h7Mb+aMK
ibusがPython使ってるんだからバージョンの異なる野良ビルドを突っ込んだら不具合が出るのは当然でしょ

おぉっ!!これはナイスな情報!!まさにこれが原因っぽい!!

364 :login:Penguin[sage]:2011/01/18(火) 20:05:51 ID:rar4RpPE
ってか、Pythonのようなデスクトップ環境の根幹にむりやり別のバージョンを
ねじ込むやつの気が知れない

すみませんすみません!!App Engine用に2.5が使いたかったんです><

というわけで、コンソールからpythonコマンドを叩いてみると…、やはり野良ビルドの2.5.5が立ち上がりました。
whichコマンドを使ってどこにインストールされているか調べてみると、/usr/local/binの中。
さらにPATHを調べてみた結果、本来使われるべき/usr/binのPython2.6よりも、/usr/local/binの野良ビルドPython2.5が優先されてしまっているようでした。

ということがわかればあとは簡単。/usr/local/bin/pythonを消してしまえばいい!!

…とはいえ本当に消してしまうのは怖いのでとりあえずリネーム。
pythonコマンドで/usr/bin/pythonが立ち上がることを確認して再起動したところ、無事にiBus君が立ち上がってくれました!!

お帰り!!iBus君!!

というわけで、野良ビルドを入れるときは気を付けましょう…。
ていうかApp Engineもそろそろ新しいバージョンのPythonに対応して欲しいですね…。


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