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普段ラジオを聴かない人が“アニソン三昧”を聴く前に覚えておいてほしいこと2つ

今週末6月16日(土)にNHK-FMのお化け番組「今日は一日“アニソン”三昧 Z(ゼット)」が放送されます。

僕もこの番組は放送の度に聴いているのですが、この番組のリスナーには「普段ラジオを聴かないけどこの番組のときだけ聴く」という人も多いようで、前回の放送時にはそういう人の反応でちょっと気になることがいくつかありました。

そんなわけで、「ラジオっ子」の視点から「普段ラジオを聴かない人」に向けて、アニソン三昧を聴く前に覚えておいていただきたいことを2点だけ、まとめてみました。

できればラジオで聴いてほしい

今回のアニソン三昧は、NHKのラジオ第1・ラジオ第2・FM放送をインターネットで同時再配信する「NHKネットラジオ らじる★らじる」がスタートしてから初めての放送となります。
「今回はネットラジオで聴けるからラジオ買わなくてもいいかな」と思っている方もいるかもしれません。しかし、アニソン三昧はNHK-FMの中でもかなり反響の大きい番組。アクセス過多で接続できないという事態も十分に予想されます。
民放のradikoでも、TBSラジオ系列で月曜深夜に放送している「月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」のような人気番組の時間はつながりにくいことが多いですね。
1対1のユニキャストで通信するネットラジオでは帯域の問題がありますが、まさに放送(ブロードキャスト)であるラジオでは何人が受信しても輻輳の問題は一切起きません。

また普通のラジオで聴くことをオススメする理由としては音質の問題もあります。

らじる★らじるでのNHK-FMの音声はHE-AAC v2 ステレオ 48kbpsで、これは着うたフルと同程度です。ちなみにradikoも同じです。
僕は仕事中にradikoでFMを聴いているのですが、MP3の128kbpsと320kbpsも聞き分けられないくらいのバカ耳の僕ですらわかるくらい、圧縮ノイズでシャリシャリ・キンキンしているので耳が痛いんですね…。

アナログであるFMラジオの場合はもちろん圧縮ノイズはありません。
高音も15kHzあたりまで出ているので、下手な圧縮音源なんかよりも断然高音までちゃんと聞こえます。

AMの場合はラジオの音質が良くないのでネットラジオの高音質さは魅力なのですが、元々高音質であるFMの場合――特に音楽を聴く場合――はネットラジオの音質はちょっと耐え難いものがあります。

そんな2つの理由から、できるだけラジオで聴くことをオススメします。

「そんなこと言ってもうちはビル陰で受信しにくいんだよ…」という方。
実は東京近郊では4月からNHK-FMの受信状況が良くなったということをご存知でしょうか?

東京のNHK-FM(82.5MHz)はこれまで東京タワーから送信されていたのですが、4月23日から最近話題の東京スカイツリーに送信所が切り替わりました!

これにより、送信アンテナの位置が今までより高くなったので建物の影響も少なくなり、また電波の強さ自体(実効輻射電力)も何割か強くなっています。

そう、今回はネットラジオが始まってから初めてのアニソン三昧であるのと同時に、東京の送信所が東京スカイツリーに切り替わってから初めてのアニソン三昧でもあるわけです。

前回はラジオでは受信しづらかったという方も知らない間に受信状態が良くなっている可能性は十分にあります。
もし東京近郊にお住まいで4月23日以降にNHK-FMの受信をしていないという方は試してみてはどうでしょうか。

もちろん、どうしても受信できないという場合はネットラジオという文明の利器を大いに活用しましょう。

聴きたい曲がかからないからといって怒らない

前回の放送時、「こんな曲をかけてる時間は無駄!そんな暇があったらこっちをかけろよクソが!」というような反応をしている方が多くいました。
この反応は特に、昔の曲の特集コーナーで顕著に見られたように思います。

しかし、それはこの番組の存在、ひいてはラジオの存在をも否定している発言でしょう。

大阪のFM局FM802のキャッチコピーに「meet the music on the radio」というものがあります。
FM802の立ち上げに関わり、音楽局としての方針を決定づけたFM802代表取締役専務の栗花落(つゆり)光さんはある講演でこのキャッチコピーについて次のように話しています。

listen to the music on the radioではなく「meet the music on the radio」。ラジオというコンテンツは音楽とラジオで出会ってもらう。新しい音楽、新しいアーティストに出会うというコンテンツだと思います。自分が聴きたい音楽を聴く、自分が選んだ局を聴くのであればCDがあり、マイミュージックを好きに聴くわけですが、ラジオは人が選んだもの、DJが選んだものと出会う。ラジオで音楽を聴くということは特別な意味を持つと思います。

関西におけるFMラジオの歴史と音楽シーンとのかかわり

まさにこれに尽きると思います。

つい数日前、仕事中に聴いていたラジオから流れてきた一つの曲が耳に残って気になり、仕事帰りにすぐにCDショップに買いに走るということがありました。
自分の知らない曲と出会って好きになるきっかけができる、これがラジオで音楽を聴く醍醐味でしょう。
(ちなみにそのバンドが友達の音楽友達だったという不思議な縁が発覚したのはまた別のお話…)

自分が聴きたい曲だけ聴きたいのであれば、ラジオである必要はまったくありません。
そういう人は自分のiPodでもエンドレスで再生しててください。

聴きたい曲がかからなくて残念な気持ちはわかります。
でもそんなときは、自分が知らない名曲を発掘するつもりで流れている曲を聴いていてほしいと思います。

というわけで、ラジオっ子の視点で2つだけ言わせていただきました。

これも毎回思っていることですが、アニソン三昧をきっかけにラジオで音楽を聴く人が一人でも増えれば嬉しいです。

アニソンを聴きたいなら、ラジオ関西で毎週土曜日19時〜22時(あ、裏番組だ…)に3時間生放送の青春ラジメニアは外せないでしょう。
パーソナリティの岩崎和夫アナウンサーが番組サイトのコメントに「何やら今週末には大きな放送局で三昧的な放送をするようですが、ラジメニアは毎週アニソン三昧ですから」と書いているとおり、まさに「毎週アニソン三昧」です。
ラジオ関西はAM局なので音質もあまり良くないモノラル放送ですが、radikoならステレオ高音質で聴けます(兵庫・大阪のみ)

さて、それでは土曜日は思いっきり楽しみましょー!


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