この記事を書こう書こうと思いつつ、考えがまとまらないまま結局1週間経ってしまいましたが…。
先日発生した東北太平洋沖地震に対して、ITの力で何が出来るかを考えてそのためのサービスを開発するイベント「Hack for Japan」。
先週月曜日、京都リサーチパークで開催されたオフラインイベントの京都会場に参加し、
Twitterのデマツイートを検証するサービス「デマだったー」の開発に協力してきました。
しかし、考えるものがあります。
Hack for Japanから生まれたサービスは、もちろん被災者の役に立ちたいと思って開発されているのですが、
直接的なボランティアとは違い、それが本当に被災者の役に立っているかは、感想のメールか何かでもいただかない限り、わからないわけです。
被災地以外の人がわーわー言うだけで、被災者の役に立たないのであればそれはスラックティビズムになってしまいますし。
実際に被害の大きかった地域では地震後しばらく電話回線もつながらなかったわけで、
いくらネットで素晴らしいサービスを提供してもちゃんと被災地域で見られるかわからないんですよね…。
この点については、ネットよりコミュニティラジオのほうが強いんじゃないか、というのが個人的な見解だったりします。
デマだったーに関しては、確かに直接的に被災者の役に立つものではありません。
しかし、デマによる2次災害や風評被害もまた深刻な問題ですので、これを防ぐという意味では役に立てるものと考えています。
また、27日深夜に放送されたTBSラジオ「文化系トークラジオLife」によれば、被災地以外の場所でデマが発生してそれが被災地に逆輸入される、ということもあったようですし、被災地が無用なデマに振り回されないようにできることも期待しています。
なお、イベントにはNHKが取材に来られていました。
この様子は本日20時からNHK総合テレビ「クローズアップ現代」で放送される予定です。
僕もちらっと映ってるかも知れません。
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