NHK教育テレビの福祉番組「きらっといきる」内で月1回放送されていた障害者バラエティ企画「バリバラ」。
単発放送のころからこの企画は2chやTwitterでも話題になっていました。
それが4月から独立してレギュラー番組になったということでちょっと注目してたので、HDDに録画して見てたんですが、想像通りすごかった。
レギュラー放送初回のテーマは「恋愛」。
先週4月6日放送分では、「モテる障害者」が「自称・モテない障害者」にモテテクを教えるというVTRで、車椅子に乗っている男性は「きれいな女性を見かけたらわざと苦しげな表情をして、手伝ってもらう」とか、健常者には真似しようにも真似できないテクニックを披露していました。それはズルい。
そして、今週4月13日放送分のなかで一番衝撃を受けたVTRの内容がこれ。
- 手足が動かしづらい障害者男性。彼女持ち。
- 彼女とのデートには介助者(男性)が同行
- 宿泊先のホテルでも介助者が同じ部屋に宿泊し、男性の世話をする
- ベッドの上で男性が彼女に抱きつくのも介助者が手伝ってあげる
特定の属性の人たちがこのVTRを見たら、薄い本のひとつやふたつ簡単にできちゃいそうじゃありませんか!?
いや、まぁそれはどうでもいいんだけど、
これまでの障害者ドキュメンタリーって紋切り型というか通り一辺倒というかありきたりで、正直言って感情移入がしにくかった。
でもこういう切り口のVTRって見たことないですよね。
つい「かわいそう」みたいに思ってしまうようなものではなく、明るくて、でも健常者も一緒に考えさせられる。
考えさせられるまでの動線がすごくスムーズ。
この番組に比べると某24時間テレビのなんと薄っぺらいことか。
あんな番組を1日見続けるよりも、この番組を1回30分だけでも見るほうが、よほど障害者への理解は深まると思います。
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