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モバイラー・ガジェッター必見!! 電源・無線LAN完備の夜行バスに乗ってみた

5月5日、ぼくは東京にいました。

が、メインの用事は午前中にさっさと済ませてしまったので、もうひとつ用事の時間までの5時間ほど、東京まで来てるというのに名所とかどこにも行かずにモスバーガーで電源を確保してノートPCをカタカタとやっていました。
何やってんの。

そんなこんなで旅先にもノートPCやスマートフォン、タブレット端末をたくさん持っていくようなモバイラー・ガジェッターにとって、電源や無線LANが使える場所の情報は命の次くらいに大切なことだと言えるでしょう。

モバイラーズオアシスのiPhone/Androidアプリを使うと、GPSや基地局情報から近くの電源・無線LANが使えるお店の情報が一目でわかるので大変便利です。本当にいつもお世話になってます。(※個人の感想であり効果を保証するものではありません)

さて、出先はそれで何とかなるとして、問題は移動中のほうです。

ブルジョワジィの皆さまであれば、迷うことなく新幹線N700系をチョイスして、全席にあるコンセントを活用されるのでしょうが、僕のような庶民には新幹線なんて高嶺の花。
庶民の足といえば、そう。「寝れないんだよぉ」でおなじみの夜行バス・深夜バスですね。

しかし、ふつー高速バスにはコンセントなんぞありません。

バスに乗っている間もTwitterのTLが気になってしまうようなダメ人間(ぼくのことですね)だと夜の間に電池を消費してしまって、翌朝目的地に着いたら電池表示がもう真っ赤…なんて悲劇が…。

全席にコンセント差し込み口がある夜行バスはないのか…

と、思って楽天トラベル(高速バス予約)で検索してみたら、

ありました。

全席に電源完備の夜行バス!!

しかもその上、無線LANまで完備!!

なんという太っ腹仕様。

もうこれで電池の減りを心配することなく一晩中TLを追っかけられます(←寝ろ)

そんなモバイラー・ガジェッター感涙の夜行バスが、さくら観光さんの「プレミアム2×1」です!!

これがそのバスの全景です。
夜行バス全景

「sakura」のロゴの上には誇らしげに「無線LAN搭載車」と書かれています。
無線LAN搭載の表示

というわけで今回は、この電源・無線LAN完備の夜行バスに実際に乗車してきたので、その様子をレポートしてみます。

まず実際に中の様子…はさすがに他のお客さんのプライバシーの関係で撮影しづらかったので公式サイトの写真をご覧いただくとして、そこに載ってない気になる点だけピンポイントで撮影してきました。

写真はありませんが、座席は「プレミアム2×1」の名のとおり2人がけシート+1人がけシートの3列タイプ。
独立3列ではありませんが、通路が1つしかないため、独立3列シートよりもさらにゆったりしています。

コンセント
コンセントは、2人がけシートだと席と席の間にあるひじ掛けの下に、1人がけシートだと壁の足元にあります。
どちらも差し込み口は2口なので、2人がけシートの場合は1人1口ずつ分けあって使いましょう。

無線LAN説明シート
座席の前の網袋に、ラミネートされた無線LANの使い方シートが入っているので、それに書かれているSSIDとパスワードを入力するだけで無線LANが利用できます。

通信回線はイーモバイル
車体にもロゴが描かれていましたが、通信回線はイーモバイルのデータカードを利用しているようです。

そして気になるお値段ですが、一番安い日で5000円からとなっています。
3列ゆったりシート、トイレ無しという同クラスの他の夜行バスと比較して特に高くはありません。
ぼくが乗った日は5月4日深夜出発というゴールデンウィーク真っ只中の便だったので若干高めの7000円でしたが、それでも他に比べて高くはありませんでした。

もっと安いほうがいいという人には4列シートのタイプもあり、こちらは一番安い日で4000円からとなっています。これもこのクラスのバスとしては相場相応ですね。

どうせ同じ値段を払うなら、利便性が高いほうが嬉しいですからね。
これから東京に遊びにいくときは、ぜひ使いたいと思うバスでした。

…という紹介だけでは終わっては面白くありません。

書き込みとかを見てみると「消灯したら使えなくなる」とかいう話もあったのですが、それじゃあ意味が無いですね。
というわけで、無線LANがどこまで、いつまで使えるのかをちゃんと実験してきました。

一晩中。

というわけで、その実験結果を発表します。

今回は、無線LANを使ってインターネットにアクセスできるかどうかを見るため、約1分に1回の間隔でYahoo!JapanとGoogleの2箇所にpingを飛ばし、どちらか片方でも結果が返ればOK、どちらもつながらなければNGという方法をとりました。

この方法だと回線速度などはわかりませんが、それはご容赦ください。さすがにバスの中で、乗客全員が共有する回線で帯域を消費するような使い方もしないでしょうから。
実際に使ってみた感覚では、TwitterやFacebookくらいしか見ていなかったのですが、どちらもストレスを感じることなく快適に見られました。

で。次の地図がその結果です。
緑の丸はOK、赤い丸がNGだった場所です。

大きな画面で見たい方はこちら(Visualize→Mapを選択)

乗車から下車までほぼずっと利用できました。
ところどころ赤くなってる箇所がありますが、大抵がトンネルの中や山の谷間の電波の届きにくい場所ですね。
ここまで優秀な結果になるとは思っていなかったので驚きです。
これなら心配することなく無線LANも利用できますね!!


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