昨日11月3日と今日4日の二日間、大阪芸術大学の学祭に遊びに行ってました。
といっても僕は大阪芸大の出身というわけではなくてこれまで何の縁もゆかりもなかったのですが、
こないだ友達になった雨粒さん(@tttttaoao)が大阪芸大の学生さんで、彼女が学園祭の告知ツイートをしてたのでサイトを見てみたところ、どうやらライブゲストがものすごい豪華だと。
3日がThe SALOVERSにTHE NOVEMBERSにthe telephones。
4日がthe chef cooks meにザ・ビートモーターズに怒髪天。
どこのフェスだよ!!
よく見たら6組中5組が「ザ」で始まってるけどw
で、僕はThe SALOVERSが見たかったので3日だけ行こうかなー、ということで行ってみました。
JR大阪駅から環状線をぐるっと半周、天王寺から近鉄に乗り継いで長野行き(もちろん河内長野)の電車に揺られること25分。
喜志駅で降りて無料のスクールバスに乗り込んで約10分。
途中からけっこうな田舎になってきて河南町に入ったところで大阪芸大に到着。
初めて足を踏み入れた感想は、広い!…奥行きが!
敷地の幅は道があって左右に建物があるくらいなんですが、その割に奥行きがものすごーく長くてまるで南米のチリみたいです。
で、着いたのが12時過ぎくらいでお腹も空いてるし、お目当てのライブまではまだまだ時間があるということで適当に模擬店でなんか食おうかなーと思ってたところで横を見ると、壁に掲げられた大きなボードに「4日 16:30〜 KANA-BOON」の文字。
「えっ?KANA-BOON出るなんて書いてなかったよ!?しかも4日って明日やん!」
どうやら調べてみると、The SALOVERSなどが出演するメインステージのほかにも音楽ライブが開かれる場所がいくつかあり、そのうちのひとつであるNFC(ケータイに付いてるアレ…ではなくニューフォーククラブ)が主催するライブのゲストがKANA-BOONということみたいでした。
この時点ですでに明日も来ること確定。だって、見たいもん。
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話は戻って。適当に模擬店で腹をふくらしたあと、この群集の中でただ一人だけの知り合いであるところの雨粒さんと合流。
時間があるので展示物を見て回ったりしていたのですが、
さすが芸大。展示物がすごい。
きめ細かい描写、淡い色使い、そのどれもがため息の出るようで、美術館に来ている気分になりました。
せっかくなのでその中からいくつか。
木を切って作ったキノコのいす。せっかくなので雨粒さんに座ってもらいました。まさに森ガール、またはコロポックル。
メインステージになっている体育館の入り口のところでひたすら作業する男子学生。作業に没頭する姿はかっこいいです。
ライブドローイング/ペインティングはここ以外にも何箇所かでやっていましたが、やっぱり音楽でも絵でもお芝居でも、予め作って完成させたものを観るのではなくてその場で演(や)ることの面白さってのは変わらないですね。
分野は違うけど、ライブコーディングもそれに通じてるんだろうな。
そのあと、「劇想からまわりえっちゃん」によるお芝居「天下一武道会」を少しだけ見てからライブを観に行きました。
「劇想からまわりえっちゃん」についてはすごい面白かったのですが、これについては明日のぶんでまた改めて。
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体育館に入ると、そこにはまるでフェスのような本格的なステージセット。スモークも照明もちゃんと完備されています。
いよいよThe SALOVERSのライブが始まりました。
1曲目は「仏教ソング」でスタート。「学祭に呼ばれながら1曲目でいきなり「大学やめてみたい」という歌詞でごめんなさい」と、その後のMCで謝りますw
そして「学祭にThe SALOVERSを呼ぶ大阪芸大はセンスがいい!うちの学校はゴールデンボンバーなんて手の届かない存在の人を呼んじゃってる」と褒めていましたw
その後のセトリについては覚えてないので、誰か他のちゃんと覚えてる人のブログなりTwitterなりを見てください。
途中、アコギ1本でしんみりとさせつつ、「オールド台湾」では一転、みんなノリノリ。
「オールード台湾!(台湾!)」のコール&レスポンスはもう圧巻の一言でした。
最後は「愛しておくれ」で終了。
ライブ後、物販で古舘さんにCDにサインをいただき、写真も撮らせていただきました。大事にします。
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その後、またしばらく展示を見てから、the telephonesのライブ。
the telephonesは実はよく知らなかったのですが、雨粒さんに連れられて観てみたら、これはヤバい…
演奏が始まった途端、誰もキメてないし酔ってもないのに(※今年の学祭は飲酒禁止)、皆がまるでそうであるかのようなハイな気分に一変。
モッシュ禁止が有名無実と化しはじめていたので比較的おとなしめの後方に避難して観てましたが、後方にいるほうが前方の盛り上がり具合が見られて面白いですね。
ライブ後、スクールバスを待つ長蛇の列に40分ほど並んだあと、バスと電車を乗り継いで、途中で雨粒さんと別れて3日は家路につきました。
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さて、日付変わってここからは4日のお話。
昨日と同じく電車とバスを乗り継いで大学にたどりついたところ、ローカルヒーロー「ゲーダイガー」のヒーローショーをやっていました。
単純な勧善懲悪モノではなく、裏切りに次ぐ裏切りで敵味方の立場が目まぐるしく入れ替わる脚本で、これがなかなか面白かったです。
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13時からはFM802のDJの中島ヒロトさんの講演会があるということで、毎日仕事中にイヤホン付けて中島さんの番組を聴いている僕としては聞かざるを得ないと思い、参加してみました。
内容はDJとして放送業界に入るまでのいきさつやら裏話やらだったのですが…。
高校で放送部に入ってNHK放送コンテストの全国大会で東京のNHKホールに行ったとき、「夕焼けニャンニャンはなぜ面白いのか」をNHKのディレクターが番組の同録ビデオを再生しながら説明していたのを聞いて「放送って面白い」と思い始めた話。
大学に行かず番組制作会社でアルバイトをしていたところ、大学に行ってないことが親にバレ、いっそ大学を辞めて番組制作会社の社員になりたいと訴えるも聞き入れられなかったため、実はRKKラジオのミニ番組のディレクターをやっていると打ち明けると途端に気に入られてOKが出たという話。
熊本でテレビとラジオのパーソナリティをやっていたころ、テレビの感想やツッコミをその日の夜のラジオで読んでもらうために、RKKの郵便受けに直接リスナーからの投稿のハガキ(というかもはや紙切れ)が投げ込まれた話などなど…。
これがまぁ本職のDJだけに話がうまいこともあって爆笑続きの1時間でした。
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14時過ぎからは昨日もちょっとだけ見た「劇想からまわりえっちゃん」によるお芝居「天下一武道会」。今日は準決勝からでした。
どういう内容かというと、孫悟空、空条承太郎、野原しんのすけなどなどありとあらゆるアニメキャラがトーナメント方式で戦って強さを競うという、ある種のスマブラです。
これがまた各キャラの設定をうまく生かした脚本(例えばしんちゃんはアクション仮面やカンタムロボなどのお助けキャラを呼ぶが、ぶりぶりざえもんはよく相手に寝返る)で面白かったですね。
あと観客のノせかたが上手いです。\サーターン!サーターン!/
写真は撮り忘れたのでこれしかありません><
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そのあとしばらくブラブラしたり、こんなに楽しいイベントなのに無料なのは申し訳ないからせめてと思って模擬店にお金を落としたりしてから、KANA-BOONのライブを見ました。
ミナホの出演者を調べていたときに気になっていて、見たいと思いつつも予定が合わずに見られなかったので、今回が初めてのライブ参加でした。
そんな感じなので曲もあまりわからなかったのですが、
MCでは、ヤンキー高校卒なので学祭や大学が羨ましいという話や、「『レジュメ』が何なのかわからない」という話、学祭の会場にコスプレ美女が多かったという話で盛り上がっていました。
ま、コスプレ美女じゃないというかそもそも人ですらないのもいましたが…。↓
途中、「ライブのとき照明の加減でお客さんの顔がよく見えるのでひとりひとりの顔を見ながら歌っている。何かを伝えるときは目を見て伝えたい」という話があり、その後の曲のときにそのとおりちゃんと見ているのがわかってちょっとジーンと来ました…
そして、「あんまり曲が多くないのでアンコールはないです。その分ラストに力入れます」と予め断った上でラストは「ないものねだり」
「コールアンドレスポンスやっちゃいますかー?」「声の小さい人は中退です!」
\ゆらゆらゆらゆら僕のここーろをー/
「この中に何人か中退する人がいますね…」
\ゆらゆらゆらゆら僕のここーろをー/
「お前らどんだけ卒業したいねん!」
そんなコール&レスポンスで盛り上がってライブは終了。
その後、物販は禁止されてるということで、1000円札っぽい紙を渡すとCDっぽい円盤を手渡してもらえるというブッパンごっこをして、CDをようやく手に入れました。
なんか後ろがけっこう行列並んでたのでサインはあきらめましたが…もらえばよかったかなぁ…。でもまた今度の機会にします!
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そんなこんなでまさか他人の大学の学祭に2日も連続で行くとは思っていませんでしたが、終わってみて考えてみればこの2日でいろんな感動―――泣いてしまうような強いものではなくて、でもしっかりと心に響く緩やかなもの―――を吸収できた楽しいイベントでした。
行くきっかけをくれた雨粒さん、楽しい学祭を作り上げてくれた大阪芸大の皆さん、ありがとうございました。
キャンパス内を歩いていて、こんなところで学生時代過ごしてみたかったなーと本気で思ってましたよ。お世辞じゃなく。
それにしても。
よく考えてみれば、学生時代には経験できなかった女の子と学祭を見て回るという身の丈に合わないイベントをいよいよ経験してしまったので、もしかするとその反動で僕もうそろそろ死んじゃうかも知れない。いや、死なないけど。
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