2012年ももうまもなく終わろうかという今日このごろ皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は個人的に、音楽との接し方が大きく変わった1年でした。
去年まではライブハウスに一度も行ったことがなかったのですが、去年12月のノッツバンド東京ワンマンとその翌日の「西日が強い2011」で初めてライブ参戦したのをきっかけに今年は何度も(特に後半は月1くらいのペースで)行くようになり、そしてそのおかげで、マスメディアにはあまり多く露出していない、ライブハウスで頑張っているバンドもたくさん知ることができました。
さて、ノッツバンドのベース担当マロチンさんが毎年恒例のCD10選を発表しているのに倣って、僕も今年よく聴いたCD10枚を選んでみました。
とはいえ、僕は音楽について深い知識があるわけでも、まんべんなくいろんなジャンルを聴いてるわけでもないので、本当に僕の趣味に偏った10枚になっています。
全部邦楽ですし、普段仕事中によく聴いているFM802の選曲にも影響を受けていますし、ライブで知ったバンドのCDが多かったりします。まぁ、そんなもんです。
選んだ基準は、今年(あるいは去年の年末も含む)発売のCDであること。そして1アーティストにつき1枚です。
せっかくなのでYouTubeへのリンクと、入手方法も一緒に載せています。
あんまり順位は付けたくないので、紹介する順番は知った/手に入れた順番です。
それでは早速GO!
↓
1枚目 空想委員会 / 恋愛下手の作り方
恋愛下手な男の気持ちを強く歌い上げる草食系文学ギターロックバンド、空想委員会。
間違いなく、今年、僕に一番影響を与えた1枚。
元カノへの未練を完全に断ち切り、後方支援課の皆と出会うきっかけになりました。
2ndアルバム「僕はまだ必要十分条件を満たしていない。」も良かったけど、気持ちを揺さぶる感じはこちらの1stのほうが強く感じたかなー。
来年3月の3rdアルバムの発売、そして4月の恵比寿リキッドルームでの「修学旅行ライブ」も楽しみですー♪
Fav.→Tr.8 恋愛下手の作り方
(ダイジェスト)
(全国CDショップにて入手可能)
2枚目 KNOTS / FUTURES EP
最近めっきり「漫画家ノッツ」としての活躍がめざましいKNOTSさん。
いろいろひどいWebマンガ「クルミくん NO FUTURE」の自作自演イメージソング「クルクルミライ」、タイトルを口に出しづらいタイトル詐欺な名曲「年越しセックス」など、もう何も言うことない素晴らしさ。
12月31日のコミケ3日目で発表されるアコースティックアルバム「アクースティック」も早く聴きたい!
…そして、つい昨日知ってめちゃくちゃ驚いたんですが、何ですか、2月には「クルミくん NO FUTURE」がIKKI COMIXから単行本化ですって?小学館さん正気か!?
2013年もノッツ先生の活躍に期待させてください!
Fav.→Tr.2 年越しセックス
(ダイジェスト)
(メロンブックス通販にて入手可能)
メロンブックス通販
3枚目 ワニのいる生活 / CONFUSION!!!
ドラム西岡くんとキーボードなす子ちゃんのカオスでおもろい2ピースロックバンド、ワニのいる生活。
このバンドを初めて知ったとき、きっとみんなこう思うはず。「なんだこの名前?」
でも演奏が始まればそんな疑問なんてすぐにどうでもよくなって、みるみるうちにワニの世界に惹きこまれていきます。
なす子ちゃんがピョンピョン飛び跳ねつつ歌いつつすごい勢いで力強くキーボードを弾きまくるダンサブルな曲もあれば、一転してドラムの西岡くんが歌う静かなバラード、さらにはインストゥルメンタルまであり。
とにかく楽しいワニの魅力のあっちからこっちまでをギュギュっと詰め込んで堪能できる1枚です。
eo Music Try2012 eo特別賞受賞おめでとうございます!
Fav.→Tr.5 混乱中
(ライブ会場、TIMEBOMB(心斎橋)、エジプトレコーズ(東大阪)など取扱店で入手可能、一部店舗で通販あり)
TIMEBOMB RECORDS通販
4枚目 カラスは真っ白 / すぺくたくるごっこ
北海道出身の4ピースバンド、カラスは真っ白。
ある日仕事中に聴いていた802から1曲目「ハイスピード無鉄砲」がふと流れてきて、あまりに耳に残ったのでその日の帰り道に買ってきたのがこのミニアルバム。
その翌日、ノッツクラスタのaimaiさんがTwitterで「友達のバンドがCDデビューした」って話をしていて、それが妙にこのバンドと特徴が一致するもんだからもしやと思って訊いてみたらまさかの大当たりで、二人して驚いてました。世間狭い。
Fav.→Tr.1 ハイスピード無鉄砲
(ダイジェスト)
(全国CDショップにて入手可能)
5枚目 スガ シカオ / Re:you/傷口
あのスガシカオさんがメジャーレーベルを離脱後、インディーズに復帰して初めてのデジタル配信シングル。
ゲッカヨのインタビューで読んだんですが、ほんとにニコニコで活動している人達と同じような環境で制作されているんですね…。
事務所に所属してメジャーレーベルでCDを出して…というこれまでのミュージシャン像が成立しにくくなったこれからの時代、アーティストとしてどう活動していくべきか。このシングルと次のシングル「Festival」は、その問いに答えを導き出すための道筋をつけてくれたものと思います。
どれだけ成功しても、常に挑戦し続ける彼の姿勢はカッコいいですし、尊敬しきりです。
Fav.→Tr.1 Re:you
(iTunesにて配信)
Re:you/傷口 – Single スガ シカオ
6枚目 パスピエ / ONOMIMONO
「トロイメライ」が802のヘビーローテーションになっていたので、6月は毎日のようにこの曲を聴いてた気がします。
その「トロイメライ」を筆頭に、80年代のテクノポップっぽさと歌詞の言葉遊びが心地いいアルバムです。
アー写が実写じゃなくイラストなのでどんな人達なのか気になってたんですが、10月のミナミホイールで念願のナマ大胡田さんを見られました!可愛かったですなー!
ところで、この記事のタイトルは「よく聴いたCD」にしましたが、このアルバムに関してはiTunesで買いました。iTunes限定のボーナストラックがあったから。CDで買うかiTunesで買うか迷ったんですけどね、オマケがあると弱い。
Fav.→Tr.1 トロイメライ
(ダイジェスト)
(全国CDショップにて入手可能)
7枚目 石風呂 / ティーンエイジ・ネクラポップ
実はボカロ曲はそんなに聴いてないんですが、10月に心斎橋club vijonで開催された「西日が強い2012」で石風呂さん本人によるライブを観てその場で購入。
ネクラポップのタイトル通り、ちょっとネガティブな学校嫌いの思いを爆発させた歌が多め。でも決して退廃的ではなく、あくまでポップでカッコいい。
CDに収録されているのはボカロ(IA/miki)バージョンなんですが、ライブで見た石風呂さんボーカルもカッコよかったから、そっちもなんとか音源化してくれないかなー…コギ
Fav.→Tr.8 夕暮れ先生
(ダイジェスト)
(全国CDショップにて入手可能)
8枚目 KANA-BOON / わかってないのは僕だった。
僕がKANA-BOONを知ったのは実はつい最近でミナホの時だったんだけど、それから急激にハマって今個人的にイチオシです。
なんでこんなにカッコいいんだ!しかもMCも面白いし!めしだくんの妄想トークは意味がわからん!
先週あべのロックタウンで行われた招待制イベントLIVE∞INFINITY(ろく)に運良く当選したので参戦してきましたけど、これもとにかくアツかった。
802のDJでイベントの進行も務めていた飯室さんによれば、6回やってこれまでで一番の盛り上がりだとか、KANA-BOONのライブで初めてダイブが起こったとか何とか。
このCDももちろん良いです。でもライブでの勢いはそれ以上にすごい。
来年2月には空想委員会の対バンというまさに俺得なライブもあるので、今から楽しみすぎます。
Fav.→Tr.5 ないものねだり
(ライブ会場販売のみ)
KANA-BOON 公式サイト
9枚目 みるきーうぇい / 美術室と包帯
このバンドも知ったきっかけはミナホでした。
なんだか見たまま感じたままをそのまま言葉にしたようなリアルさで心に刺さる歌詞と、にじみ出る「中二」感がたまらなく大好きなバンドです。
ギターボーカルの女の子が間奏中にギターをかき鳴らしながら片足を軸にクルッと回る姿のかわいさに気付いたのは香織ちゃん(ぱるる似)のおかげ。
Fav.→Tr.1 包帯
Fav.→Tr.3 夜の公園
eo Music Tryのノミネートアーティスト紹介ページへ
(ライブ会場にて販売、バンドへ直接メールで通販OK)
みるきーうぇい 公式サイト
10枚目 コンテンポラリーな生活 / 笑えない日々、笑える毎日
まさかの石風呂さん2枚目である。ま、あっちはソロ、こっちはバンドで形態も違うので。
西日で初めて石風呂さんのライブを見たとき、そのときはひとりでの弾き語りだったんですが、時間がちょっと余ってるとかで「バンドでやってる曲をやります」って言ってコンポラの曲も何曲か歌っていました。
で、それから一度観に行ってみたいなと思っていたのですが、つい先日ようやく観に行く事ができて、そのときに手に入れたのがこのCD。
ボカロ版も発表されている「さかな暮らし」のバンドバージョンも入ってますが、全体的に、意図的なのか結果的になのかはわかりませんが、朝日(コンポラ)名義と石風呂名義とではカラーが分かれてる気がしました。
どっちも同じ人だなって雰囲気はするんですが、コンポラのほうがちょっとロック寄り、石風呂のほうがちょっとポップ寄り、かも。
Fav.→Tr.1 笑えない日々、笑える毎日
(ダイジェスト)
(ライブ会場販売のみ)
コンテンポラリーな生活 公式サイト
(11枚目) MAMADRIVE / 妄想天国
\まーまーどらいぶ はじまるよ!!/
このCDはつい先週買ったばかりでまだそんなに多く聴き込んでないので10枚には入れませんでしたが、最近けっこうよく聴いているので書いておきます。
KANA-BOONの項でも書いた招待制イベントLIVE∞INFINITY(ろく)に出演した一組で、その場でやみつきになりました。
物販のところに貼ってあったCD発売告知ポスターに「ROCKなお姉さんは好きですか?」って書いてありましたけど、もちろん大好きです!!!
Fav.→Tr.3 welcome to night
(全国CDショップにて入手可能)
(番外) ササクレ少女
CDを作っていないみたいなので番外扱いで。
ササクレ少女は大阪市立鶴見商業高校軽音部の女子高生4人による、まさにリアル「けいおん!」なバンド。
軽音部のガールズバンドだと思って甘く見てはいけない。彼女たちはすごい。
何がすごいって曲が面白い。
移動教室で上靴を脱いだときに靴下に穴が開いてるのをかっこいい男の子に見られたこと、ただそれだけを歌った「こんにちはおやゆび」。
タイトル通りの「ママはコスプレイヤー」。
2次元の男の子に恋する女の子の歌「Dё-to!!」などなど…。「Dё-to!!」はライブに来ているお客さんをひとつにして盛り上げる名曲。
極め付きは「大好きなお父さんのための曲です…」っていう曲紹介で始まる「大事なもの~hair~」。これ、曲名を言うだけで会場に笑いが起きる。
それからさらにすごいのが、TEENS ROCK IN HITACHINAKAで優勝しちゃってること。
それに伴って、ROCK IN JAPANフェスティバルとか、中国とかに行って演奏してる。
やばい。CD欲しい。
Fav.→Dё-to!!
というわけで今年のよく聴いたCD10枚+2でした
来年も楽しい音楽に出会いたいな!
コメントする